【2級ボイラー技士】第10回 ステーとマンホール等について【独学合格】

2級ボイラー技士試験

こんにちは、資格マニアのパル子です。今回は、2級ボイラー技士免許試験に出題される「ステーとマンホール等」について解説します。

過去問を分析して、特に出題頻度が高いところは太字にしておりますので、重点的に覚えましょう。

ステー

まずは、ステーについて説明します、
平鏡板などの平板部は、強度が小さく変形しやすいので、他の部材によって補強する必要があります。

この補強に用いられる部材をステーといいます。

ステーは、使用する箇所に応じていろいろなものが用いられており、主に管ステー、棒ステー、ガセットステーが使われています。

管ステー

管ステーは、管板に取り付ける通常の煙管よりも肉厚の鋼管です。

管ステーは、炉筒煙管ボイラーのような、煙管を使用するボイラーに多く用いられ、補強材でありながら煙管としても働きます。

管ステーは、管板に溶接によって取り付けるか、管板に設けたねじ穴にねじ込むかにより、取り付けます。

棒ステー

棒ステーは、棒状のステーです。

棒ステーのうち、鏡板と胴板の間に設けたものを斜めステーといい、両鏡板の間に設けたものを長手ステーといいます。

ガセットステー

ガセットステーは,ガセット板と呼ばれる平板によって鏡板を胴で支えるものです。

ガセット板は、胴と鏡板に直接溶接によって取り付けられます。

ちなみに、炉筒煙管ボイラーなどに設けられる炉筒が熱で伸縮することにより、ガゼットステーと接触しないように、炉筒とガゼットステーには、十分な距離を設ける必要があります。

この距離のことをブリージングスペースと言います。

マンホール等

ボイラーの胴、又は、鏡板には、内部の掃除及び検査を行うための穴が設けられています。

穴はその目的に応じて、大きさ、必要な個数などが定められています。

これらの穴の開け方には決まりがあり、だ円形や長方形の穴をボイラー胴に設ける場合は、短径又は短い辺を胴の長方向に配置します。

最後まで見ていただきありがとうございました。次回は、水面測定装置について解説します。

次回の解説

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