こんにちは、資格マニアのパル子です。今回は、2級ボイラー技士免許試験に出題される「ステーとマンホール等」について解説します。
過去問を分析して、特に出題頻度が高いところは太字にしておりますので、重点的に覚えましょう。
趣味は、資格取得とゲームとライフハックです。
誰かの役に立つかもしれない情報をマイペースに発信します。
民間10社、国家公務員、地方公務員など様々な職を経て、今はまったりと自分のペースで仕事をしています。
ステー
まずは、ステーについて説明します、
平鏡板などの平板部は、強度が小さく変形しやすいので、他の部材によって補強する必要があります。
この補強に用いられる部材をステーといいます。
ステーは、使用する箇所に応じていろいろなものが用いられており、主に管ステー、棒ステー、ガセットステーが使われています。
管ステー
管ステーは、管板に取り付ける通常の煙管よりも肉厚の鋼管です。
管ステーは、炉筒煙管ボイラーのような、煙管を使用するボイラーに多く用いられ、補強材でありながら煙管としても働きます。
管ステーは、管板に溶接によって取り付けるか、管板に設けたねじ穴にねじ込むかにより、取り付けます。
棒ステー
棒ステーは、棒状のステーです。
棒ステーのうち、鏡板と胴板の間に設けたものを斜めステーといい、両鏡板の間に設けたものを長手ステーといいます。
ガセットステー
ガセットステーは,ガセット板と呼ばれる平板によって鏡板を胴で支えるものです。
ガセット板は、胴と鏡板に直接溶接によって取り付けられます。
ちなみに、炉筒煙管ボイラーなどに設けられる炉筒が熱で伸縮することにより、ガゼットステーと接触しないように、炉筒とガゼットステーには、十分な距離を設ける必要があります。
この距離のことをブリージングスペースと言います。
マンホール等
ボイラーの胴、又は、鏡板には、内部の掃除及び検査を行うための穴が設けられています。
穴はその目的に応じて、大きさ、必要な個数などが定められています。
これらの穴の開け方には決まりがあり、だ円形や長方形の穴をボイラー胴に設ける場合は、短径又は短い辺を胴の長方向に配置します。
最後まで見ていただきありがとうございました。次回は、水面測定装置について解説します。
次回の解説
このページを動画で見たい方
2級ボイラー技士免許試験の解説一覧はこちら
本気で試験に受かりたい方への1冊
試験突破の最も効率的な方法は過去問を解きまくることです。特に問題数が多く解説も丁寧な以下の過去問集をおすすめします。