【2級ボイラー技士】第17回 温水ボイラー及び暖房用ボイラーの附属品について【独学合格】

2級ボイラー技士試験

こんにちは、資格マニアのパル子です。今回は、2級ボイラー技士免許試験に出題される「温水ボイラー及び暖房用ボイラーの附属品」について解説します。

過去問を分析して、特に出題頻度が高いところは太字にしておりますので、重点的に覚えましょう。

水高計

水高計とは、温水ボイラーの圧力を測る計器であり、蒸気ボイラーの圧力計に相当するものです。

その構造及び作用は蒸気ボイラー用の圧力計と同様です。

温度計

温度計は、ボイラーの水の温度を測るもので、一般には水高計と組み合わせた温度水高計が用いられます。

温度計はボイラー水の最高温度となる所で、見やすい位置に取り付けます。

安全装置

温水ボイラーは水を相当な高温まで加熱するため、水の体積はかなり膨張するため、この膨張したボイラー水を逃がす安全装置が、逃がし管と逃し弁です。

逃がし弁

この安全装置の一つが逃がし管であり、高所に設けた開放型の膨張タンクに直結されます。

逃がし管の途中には弁やコックを設けてはならず内部の水が凍結するおそれがある場合には、保温などの処置を講じなければなりません。

逃がし管の径は、JISにより、伝熱面積ごとに最小径が定められています。

逃がし弁

逃がし弁は、温水ボイラーで逃がし管を設けない場合や、膨張タンクを密閉形とした場合に用いられます

その構造は、蒸気ボイラーのばね安全弁と同じですが、逃がし弁では蒸気ではなく水の膨張によって圧力上昇によって弁体を押し上げ水を逃がします。

温水循環装置

温水暖房では、ボイラーで発生した温水を放熱器に送り、放熱によって低温になった水を全部ボイラーに返し、これをまたポイラーに給水するというように温水循環が行われます。

温水循環装置には、温水を強制循環させる温水循環ポンプ、重によって自然流下した凝縮水をボイラーに押し込む凝縮水給水ポンプ受水槽内を真空にして吸引した凝縮水を給水する真空給水ポンプが用いられます。

最後まで見ていただきありがとうございました。次回は、について解説します。

次回の解説

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