2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第15回 給水系統装置(給水ポンプ、給水弁等)について【独学合格】 給水系統装置とは、ボイラー本体に水を送る部分に設置された装置のことをいいます。ボイラーに給水するポンプは、主に遠心ポンプが使用されますが、小容量のものには渦流ポンプが使われることがあります。遠心ポンプは、羽根車の回転による遠心力を使用するポンプであり、案内ばねを有しない渦巻ポンプと、案内ばねを有するディフューザポンプに分類されます。 2024.05.16 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第14回 送気系統装置(主蒸気管・弁、気水分離器、蒸気トラップ等)ついて【独学合格】 送気系統装置とは、ボイラーで発生した蒸気を、次の工程に送る過程にある装置の総称です。主蒸気管(メインスチームパイプ)主蒸気管は、ボイラーで発生した蒸気を使用先へ送るものです。長い主蒸気管に対しては、温度の変化による伸縮を自由にするため、適切な箇所に、伸縮継手を設けます。 2024.05.01 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第13回 安全弁について【独学合格】 安全弁は、ボイラー内部の圧力が異常に上がり、ボイラーが破裂することを防止するため、内部の蒸気を外に逃す装置です。安全弁を取り付ける時は、安全弁の入り口の径を、取付管台の内径の、同径以上としなければなりません。安全弁には、弁体と、弁座という部分があり、通常時は、ばねの力で押し下げられ、弁体は、弁座に密着しています。したがって、ボイラーの蒸気は、安全弁の入り口である、のど部という場所に溜まります 2024.04.14 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第12回 その他の測定装置(圧力計、流量計、通風計等)ついて【独学合格】 圧力計とは、ボイラー内部の圧力を正確に知るための測定装置です。一般には、ブルドン管式の圧力計が使用され、胴や蒸気ドラムの一番高い位置に取り付けるのが原則です。圧力計をボイラーに直接取り付けると、蒸気が中に入り誤差を生じるおそれがあります。そこで、水の入ったサイホン管などをボイラーと圧力計との間に取り付け、ブルドン管に蒸気が直接入らないようにします。 2024.04.09 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第11回 水面測定装置について【独学合格】 水面測定装置とは、ボイラーの水が安全水位となっているかを確認するための装置です。水面測定装置として主に使用されるのがガラス水面計です。ガラス水面計を取り付ける時は、最低必要な水面であるボイラーの安全低水面と同じ高さになるように、可視部、つまりガラスの一番下を取り付けなければなりません。 2024.03.29 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第10回 ステーとマンホール等について【独学合格】 まずは、ステーについて説明します、平鏡板などの平板部は、強度が小さく変形しやすいので、他の部材によって補強する必要があります。この補強に用いられる部材をステーといいます。ステーは、使用する箇所に応じていろいろなものが用いられており、主に管ステー、棒ステー、ガセットステーが使われています。 2024.03.25 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第9回 胴、ドラムと鏡板、管板について【独学合格】 鋼製ボイラーにおいて、ボイラーの主要部分を成す円筒形になっているものを、丸ボイラーの場合には胴と言い、水管ボイラーの場合にはドラムといいます。ドラムには、蒸気ドラムと水ドラムがあり、二つのドラムは水管によりつながっています。胴やドラムが、円筒形となっている理由は、同じ厚さの同じ材料で作った場合、他の形状よりも大きな強度を得ることができるからです。 2023.10.30 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第8回 鋳鉄製ボイラーの特徴と構造について【独学合格】 鋳鉄製ボイラーは、主に暖房用の低圧蒸気や温水ボイラーとして使用されています。鋳鉄とは、炭素を多く含む鉄のことをいいます。 鋳鉄は、腐食に強いという性質がありますが、一方で圧力に弱く、熱膨張により割れやすいという性質があります。そのため、鋳鉄製ボイラの最高使用圧力は、蒸気の場合で0.1MPa以下、温水の場合で0.5MPa以下で、温度も120℃以下に限られます。 2023.10.30 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第7回 水管ボイラーの特徴と種類について【独学合格】 水管ボイラーは、一般に、多数の水管で形成され、水管内で蒸発が行われるようにできたボイラーです。水管ボイラーの特徴は、およそ次のとおりです。圧力、容量の制限が少ない:構造上、低圧小容量にも、高圧大容量用にも適しています。燃焼室の自由度が高い:燃焼室を自由な大きさに作れるので、燃焼状態がよく,様々な燃料や燃焼方式に適応できます。 2023.10.30 2級ボイラー技士試験
2級ボイラー技士試験 【2級ボイラー技士】第6回 丸ボイラーの特徴と種類について【独学合格】 丸ボイラーは径の大きい円柱(丸ボイラーではこれを「胴」といいます)の内部に燃焼室などを設けたボイラーです。 丸ボイラーは、次のような特徴をもっています。①シンプルな構造丸ボイラーは、構造や取扱いが簡単で、安価で設置できるため、広く普及されています。②高圧、大容量には不向き高圧にしたり容量を大きくしたりすることには向いていません。 2023.10.22 2級ボイラー技士試験