【2級ボイラー技士】第11回 水面測定装置について【独学合格】

2級ボイラー技士試験

こんにちは、資格マニアのパル子です。今回は、2級ボイラー技士免許試験に出題される「水面測定装置」について解説します。

過去問を分析して、特に出題頻度が高いところは太字にしておりますので、重点的に覚えましょう。

水面測定装置の概要と主な取り付け方

水面測定装置とは、ボイラーの水が安全水位となっているかを確認するための装置です。水面測定装置として主に使用されるのがガラス水面計です。

ガラス水面計を取り付ける時は、最低必要な水面であるボイラーの安全低水面と同じ高さになるように、可視部、つまりガラスの一番下取り付けなければなりません。

また、貫流ボイラーをのぞく蒸気ボイラーには、原則として2個以上の水面計を見やすい位置に取り付ける必要があります。

水面計の種類

丸形ガラス水面計

丸形ガラスを挿入して袋ナットで締め付けたもので、主として最高使用圧力1 MPa以下の丸ボイラーなどに用いられます。

平形反射式水面計

裏側に溝のある平板ガラスを金属箱に組み込んだものです。

水のある部分は黒色に見え、蒸気のある部分は反射されて白色に光って見えることで、水面を見分けられます。

平形透視式水面計

裏側から電灯で照らせば 光線が透過して、はっきりと水面を表示するしくみとなっており、一般に高圧ボイラー用として使用されます。

二色水面計

光線の屈折率の相違を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は青色や緑色に見えるようにした水面計です。

マルチポート水面計

高圧にも耐えられるように金属の箱にはめ込んだ面積の狭いガラス丸い窓を配列した水面計です。

その他の水面測定装置

水面計以外の水面測定装置は、あまり試験に出ないので簡単に説明します。

差圧式水位検出器は、排水と水面の圧力差から水位を算出する装置です。

験水コックは、コックを開閉することにより水位がわかるようになったもので、原則として3箇所に取り付けられます。

最後まで見ていただきありがとうございました。次回は、その他の測定装置について解説します。

次回の解説

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